子供に「死にたい」と言われた時にどうするか

ちょっと暗い話題ですが・・
子供の「死にたい」気持ちについて書きたいと思います。

ただし、小学校低学年以下向けの内容です!

子供の「死にたい」に対応するのは本当に辛い

まず初めに、子供の中にはテレビなどの影響で簡単に「死にたい」と言うこともありますが、この記事で書く「死にたい」は気軽なもの以外のことを指しています。

自分の命よりも大切な子供に「死にたい」と言われるのは本当に本当に辛いことです。

親はその一言でザックリとエグられたように胸が痛みますし、そのようなシーンをドラマで見ただけでも当時を思い出して涙が出ます。

このブログを書き始めたときの理由でもあるのですが、精神的に参ったもの同士が追い詰められると、何が起きてもおかしくありません。

正直に言えば、自分も一歩間違えれば虐待か心中かニュースに出ている側の立場だったと思います。

子供の「死にたい」にはさまざまな理由がある

子供の「死にたい」はその子供の抱えている問題・置かれている環境・性格によって大きく理由が変わります。

本人が理由を話してくれれば解決策を考えようがあるのですが、小学生になると悩みを打ち明けてくれないこともあるでしょう。

そして「そんな言葉を使ってはいけない」「命は大切なものだ」などの意見は、その状態の子供には響きません。

子供の「死にたい」は助けを求めている状態

「死にたい」理由は人それぞれ違いますが、その言葉に隠れているのは「辛い」「苦しい」です。これは子供からのSOSだと考え、解決策を探しましょう。

問題の内容によっては「耐えることを覚えさせなければ成長できない」と考えてしまうこともあるかもしれませんが、「辛いことから子供を避けさせる」「辛いことから子供を守る」ことは悪ではありません。

もちろん子供が辛いと思うことを全て排除する行為が正しいとは言いません。しかし「死にたい」と言うほど辛い状態の相手に無理を強いることは間違いだと思います。

「死にたい」子供にどう対応したら良いのか

大切に育ててきた自分の子供に「死にたい」と言われたら、自分の存在や子育て全てが本人から否定・拒否された気分になる人もいるでしょう。

思いもよらない言葉に動揺を隠すことも難しいと思います。

ここからは子供に「死にたい」と言われたときに、どう対処したら良いのかを調べました。

「死にたい」理由を否定しない

先ほども説明しましたが子供に限らず「死にたい」理由は人それぞれです。

理由を話してくれない場合が多いかもしれませんが、その理由を聞けるなら、どのような理由だとしても「そんなことで?」「そんなんじゃ大人になれないよ」のような言葉を言わないようにしてください。

どんな理由であれ、本人にとっては辛いのです。もしかしたら「死」までは考えずに辛さを伝えるために使った言葉かもしれませんが、それでも辛いことに違いありません。

「死にたいと思うほど辛いんだね」と言い直すことで、子供の思考も「死にたい」ではなく「死にたいと思うほど辛い」と変化することが期待できますし、何より自分の辛さを親が理解してくれたと感じられます

「あなたら死んだら悲しい」ことを伝える

子供に「死にたい」と言われた動揺を本人に隠す必要はありません。実際に子供が死んでしまったら、どれだけ自分が辛いのかを伝えましょう。

相手がどれだけ大切な存在で、なくてはならない存在なのかを分かってもらいます。

気持ちが伝わったとしても「もう死なない」と気持ちが治るわけではありませんが「じゃあ死んでみれば?」「どうせ口だけでしょ?」のような反応をしてしまうと、自信を無くしている本人をより傷つけてしまうかもしれません。

「死なない」約束をする

小学校に行くと、子供は常に親の管理下にいるわけではありません。自由な時間もたくさんあるし、小学校で発生したトラブルに親は気づくこともできない場合の方が多いです。

万が一のことを考え、衝動的に恐ろしい選択をしてしまうことがないよう「死なない」という約束をしてもらいます。

「死にたい」と子供が口にしている状態は、かなり取り乱してしまっている場合が多いと思いますので、まずは相手の気持ちを落ち着かせた上で約束をしましょう。

うちの息子が「死にたい」と言い出した理由

後から理解できてきた息子の気持ちですが、多分こういうことだったのだと思います。

息子が「死にたい」と訴えていた理由を考えてみました。

自閉スペクトラム症の息子に「普通」を無理強いしていた

我が家は判定が遅れ小2の終わりまで病院に行かずに過ごしていました。

当たり前のことですが学校では問題ばかりが続き、何度も学校での話し合いや謝罪が続く日々でした。

そのため私は「しつけ」で息子に普通を無理強しようとしていたのです。今思えば無理のあることですが、当時は「私が甘かったからだめなんだ」「厳しく躾けなかったから私のせいだ」と考えてしまっていました。

これらの間違いについてはこの辺の記事で詳しく記載しています。

本人を否定するような叱り方をしていた

どんなに注意してもむしろ状況は悪くなる一方・・私も何をどう伝えたら良いのか分からなくなっていたと思います。

大きなトラブルほどじっくりと時間をかけて冷静に話をしていましたが、今思えばそれは全て間違いでした。

「なぜできないの?」「このままじゃ○年生になれないよ」「他の子は我慢できるのに」「そんなんじゃ友達いなくなるよ」

私は幼少期の息子をきつく叱ることが少なかったので、学校で問題が増えてから突然母親に否定されることが増えた息子は、持っていた自信を失ってしまったのだと思います。

やがて注意を受けると息子はパニックになりやすくなり、自傷行為も始まってしまいました。

結果的に・・本人が持っていた自信・自尊心を親が削ってしまった

1年生の終わり頃に本人が話してくれたのですが、年長の頃から自分はおかしくなったと自覚があったようです。

それは多分、本人がおかしくなったのではなく「周囲と自分は違う」「周りの子よりうまくできない」ことに気づいたタイミングなのだと思います。

今思えば、それからずっと本人は劣等感を抱えていたのでしょう。頑張っても周囲の子と同じような行動ができない自分・学校で怒られることばかりの自分・帰宅後は親に怒られる自分。

本人の自信や自尊心が失われてしまうのも仕方がないことです。

最終的には「どうせ無理だ」「生まれた意味がない」「なんで生まれたんだろう」「死なせてください」と泣きながら訴えることもありました。

うちの息子が「死にたい」と言わなくなった理由

ここ1年落ち着いた段階なので
またいつ「死にたい」波が来るかもしれませんが・・

参考程度にご覧ください〜

親が病気についての理解を深めた

自閉スペクトラム症という病名がついたことで、今まで息子が起こしていたトラブルは「息子のわがまま」ではないと知りました。

そして「しつけで治るものではない」ということも分かったのです。もちろんトラブルが劇的に解消することはありません。

ただ息子にとって何が苦痛で、それは人に比べてどう違うのかを理解するようにしました。

今まで「なぜ自分の子は普通にできないのか」という疑問に思い悩んでいたので、病気を理解することで多くの疑問が解決されていきました。

叱り方を変えた

聴覚を含め過敏な部分が多い息子にとって長時間叱られるというのは想像以上に悪いことだと知った私は、病院で注意を受けて息子の叱り方を変えました。

簡単に言えば、くどくどと叱るのを止め、「何が悪かったか」「次はどうする?」でお終いです。

本当にこんな注意で伝わるのかな・・・という不安もありましたが、息子がパニックになることは滅多になくなりました。

好きなことをやらせるようにした

過集中で感情のコントロールが難しい息子にはゲームは向いていないと思っており、本人が興味津々で熱望していたことを知りつつもゲームに極力没頭しない環境を整えようとしていました。

しかし、子供の頃から機械が大好きだった息子にゲームやパソコンを与えると目をキラキラさせて「楽しい楽しい」と毎日を過ごすようになりました。

やはり感情のコントロールは苦手なので、感情が抑えられないようなら休憩を取らせるなどの方法を取るようにしています。

自閉スペクトラム症の子供は好きなことへの集中力がすごいので、どんどん好きなことの能力は伸びていきます。それは本人の自信につながると思います。

苦手なこと・辛いことを少し排除してあげることにした

先ほども書きましたが、本人にとって苦手なこと・辛いことを全て排除するのは良いこととは思えません。

例えば発語に問題がある息子は音読が嫌いです。担任からは毎日宿題で出る音読を免除するかどうかを聞かれましたが、本人がどうしても嫌なときは休ませ、それ以外は行うようにしています。

食べ物も、本人が嫌がるものを無理に食べさせようとすることを止めました。

これはほんの一例ですが、全てではなく小さな強制を避けるようにしました。

人から見れば「甘やかし」と思われているかもしれませんが、気にしていません。

子供を意識的に褒めるようにした

私はもとから子供のことをよく褒めるタイプでしたが、具体的な行動を褒めるよにしました。

わざとお手伝いの機会を作り、そのお手伝いに対して「〇〇をしてくれてありがとう!助かったよ!」と伝えるようにしています。

学校の準備も「やれて当たり前」と思わず「今日も明日の準備ができて偉いね」と言います。

うちの子はとても単純なので、これだけでも毎回少し嬉しそうにしてくれます。

まとめ:子供の「死にたい」と向き合う

子供から「死にたい」と言われるのは本当に辛いです。うちの子が「死にたい」と訴えていたのは小1〜小2の2年間でしたが、何度言われても慣れることはありませんでした。

この記事で紹介したことは渦中にいた自分が調べた内容と自分の体験談であり、必ずしも正しい答えでないとも思っています。

また子供の年齢が上がれば、その問題はより解決が難しくなるでしょう。

何か参考になるものあれば、取り入れてもらえれば幸いです。