知らない人もいるけれど、発達障害と偏食は深い関係があります
今回は我が家の自閉症息子の偏食の記録と成長を記事にしました!

発達障害と偏食の関係は、発達障害と関係のない人生を送っている方はあまり知らないかもしれません。

この記事では、発達障害児と偏食の関係性をまとめ、自分の息子の例も紹介したいと思います。

発達障害が偏食を誘発する理由

まず、発達障害はなぜ偏食を招くのかを理解しましょう。理由が分かると「ただのわがままではない」と納得できると思います。

感覚過敏

発達障害の子供の中には人よりも感覚が過敏なことがあります。触覚・聴覚・視覚・嗅覚のどれかまたは複数が過敏なことがあるのです。

感覚過敏が偏食に与える影響

不快な食感が耐えられない
ものを噛む音が耐えられない
苦手な臭いの食べ物が耐えられない

これは私たちが感じる「耐えられない」を遥かに超えたレベルの耐え難さであると想像できます。

息子の場合(児童期)

  • 食感が耐えられない芋類全般(モサモサする)
  • 臭いが耐えられない(マヨネーズ・ヨーグルト)

特殊な想像力

たとえば「一定の色の食べ物や飲み物は受け付けない」「見たことのない食材や料理は食べられない」などは、多くの人に理解されない偏食の理由ですが、特殊な想像力や思い込みが理由になります。

独特な考え方なので理解が難しい部分ではありますが、たとえば一般的に「虫を食べてみよう」と言われたら多くの人が抵抗感を感じると思います。

発達障害の子供にとって初めて見た食べ物や拒否したいと感じる食べ物を食べることは同じくらいの抵抗感があると思っておきましょう。

息子の場合(児童期)

  • 見たことのない食べ物全般

息子の食生活の成長

あくまで息子の場合の記録なので、参考までに・・
興味がなければこの項目は読み飛ばして下さい〜

乳児期

息子の場合、母乳育児でしたが一定の月齢になっても離乳食をほとんど食べませんでした。結局独断で断乳し、ようやく少しづつ離乳食を食べ始めてくれたのです。

離乳食はバナナやヨーグルトしか食べてもらえませんでした。成長曲線はギリギリの小ささだったのでなんとか食べられるものを探すのに必死だったことを覚えています。

幼児期(通園前)

通常の食事を始めた息子ですが、ほとんどの食事を受け付けず、ご飯・バナナ・ヨーグルトだけで2歳くらいになりました。

その頃はミートボールにハマり、今度はミートボールしか食べてもらえなくなりました・・

3歳になると、あんぱんにハマり、ご飯・あんぱん・ミートボール・バナナ・チーズばかり食べました。

「なんて食事を与えてるんだ」という指摘を受けたこともありますが、他のものは食べないし体重がこれ以上減るのも怖かったので無理強いはしませんでした。

通園期

幼稚園は給食でしたが、初めの数ヶ月はほとんどのものが食べられなかったものの、その後食べられるものだけ食べるようになりました。

まず完食はなかったけど、幼稚園に入って運動量が増えたこともあり劇的に食べられるものが増えたと思います。

この頃から病的な偏食が、ただの偏食になったと感じました。

児童期(現在)

小学生になっても給食の完食は難しいし、体も小さいままですが、和食の多くが食べられるようになり、自宅では食事に困ることはありません。

ただし「どうしても嫌だ」なものはいくつも存在しているので、その食べ物を無理に食べさせることはなく、外食先でも抜いてもらうようにしています。

今食べられないものは、先ほども紹介した内容ではありますが

  • マヨネーズ・ヨーグルト(臭いが苦手)
  • モサモサした芋(とろとろまで煮込めば食べられる)
  • コロッケ(芋の食感が苦手な様子)
  • とろっとしたもの(お菓子含め・洋食のトロトロも苦手)
  • 一部の野菜(これは多分普通の子供と同レベル程度)
  • 一部の洋食(デミグラスソースやミートソースなど)

あえて問題があるとしたらやっぱり初めて見るものと洋食が苦手なこと。苦手というか泣き出すほど嫌みたいなので、限られたメニューしか扱っていないお店にはいけません。

たとえばオムライス屋さん・パスタ屋さん・ピザ屋さん・外国の料理の専門店などでは食べられるものが見つからないようなのです。

「わがまま」と考えず、我が家は息子も家族も好きなものが食べられるようフードコートや回転寿司にいくことが多いです。

普段行かない場所とかでは、たまにお店選びに困ります・・
特に車移動じゃない時は選択肢が狭まる・・

発達障害児の食生活のポイント

息子はまだ9歳ですが、順調に食べられるものが増えました。それは単なる成長から運良くそうなっただけかもしれません。

ですが、ここでは自分が心掛けていた発達障害児の食生活のポイントをお伝えしたいと思います。

※乳幼児期には発達障害に気づいていなかったので、発達障害児に限ったポイントではありません。

少しづつ新しいものにチャレンジさせる

「見たことがない食べ物が苦手」「食べたことがない食べ物が苦手」な特徴は多くの発達障害児にあるようです。

無理強いは避け、自分が食べているものに興味を示した時に一口食べさせてみるなどの方法がお勧めです。

我が家の場合は、これで肉類が食べられるようになりました。

偏食はダメじゃない

「もったいない文化」「バランスよく食べる」日本人に染み付いた文化です。

しかし、一旦それを忘れましょう。「残したらもったいない」「バランス良い食事を食べなくてはいけない」そう思ってどんなに努力をしても、発達障害児の偏食は簡単に治りません。はっきり言えば親の努力で治るものではないと思います。

毎日キリキリした気持ちで過ごすよりも「偏食は良くない」という考えを止めてしまえば良いのです。

ゆるくいこう!

子供はお菓子だけでもちゃんと育つから大丈夫!

息子がほとんどものを食べなかった幼児期に小児科の先生に相談して言われた言葉です。

あまりに極論かもしれませんが、私はその言葉に救われました。

「子供はお菓子だけでも育つ!そんな気にしなくて大丈夫!」

この言葉のおかげで、ずいぶん気が楽になったのです。

結論:発達障害児の偏食はわがままじゃない!

わがままと思わなきゃいいさ!

発達障害の子供と偏食の関係を息子の成長とともに紹介いたしました。

今も息子の偏食を「わがまま」と感じられてるんだろうなと思うことはありますが、そんな他人の意見は無視しましょう!

少なくとも児童期の自分の子供を一番理解してあげられるのは、ママとパパだけだと思います。